クオリティーのウバとは
一年中、絶え間なく紅茶が生産されているスリランカ。その中でも特に、7~9月、抜けるような青空が広がり乾季に入ります。さらにこの時季、ウバの山間部を強い風が吹き渡ります。茶樹は枯れてしまわないように自助努力を始め、ストレスがかかります。生き残ろうとするこのストレスによる化学変化により、ウバフレーバーと呼ばれる独特の爽やかなメントール系の味と香りに変化します。
2023年は、前年と同じく8月上旬には降雨があり、とても短いシーズンとなってしまいましたが、市場に出回らない、茶園自らが看板商品として取り置いておいた特別なシーズンの紅茶を入荷することができました。今回、少量のみの入荷で、リーフのみ(ティーバッグはございません)
奥深く…穏やかなメントール香
「St. James(セイントジェームス)」というセリングマークで世界中にファンを持つ茶園より入荷しました。
シーズンの最後に収穫された今回のウバ紅茶は刺激的なメントール系が苦手な方にもおすすめ。まずは奥深い紅茶のコク、そして薔薇のようなフラワリーさも感じ、いわゆるすぅ~っとしたメントール系は最後の最後、のど元を過ぎた後で、ふわりと鼻に抜けていくときに楽しめます。
こういうシーズンものが欲しかった! 待ちに待ったクオリティーウバ紅茶です。
ディクウェラ茶園
1910年にイギリス人オーナーによりスタートした茶園(製茶工場は1934年設立)。その後1996年に現在のMalwatte Valley Plantations PLCへ引き継がれました。広大な敷地面積を誇り、なおかつ高低差があり、標高800m~高いところでは1220mまでまたがるように茶畑が広がっています。
製茶工場は山頂にあり、屋根にはソーラーパネルを設置。自然の太陽光を最大限活用しながら製茶しています。
以前、Neluwa, St.James, Chelsea, Dyraaba, Bombagalla and Ambagasdowa これらの茶園はそれぞれ違うオーナーが所有したため、それぞれ独自の製茶工場を持っていましたが、その後1つの会社に統合したため、製茶工場もコストカットのため一部閉鎖し、なるべくまとめて製茶するようになりました。
セイントジェームスも同じく、製茶工場は閉鎖しておりますが、世界中からこのセリングマークの存続の要望が多く、シーズンの時のみ「セイントジェームス」というマークがディクウェラ茶園のもとで復活します。
おススメの飲みかた
- ストレートティー
- 軽やかなミルクティー
- アイスティー
紅茶の淹れ方動画
- こちらをご参照ください。
内容量
- リーフ 50g
リーフ ストレートティーの淹れ方のコツ
- 熱湯 300cc(ティーカップ2杯分)
- 茶葉 3.0g(小さじ2弱)
- 蒸らし時間 2分
リーフ 軽やかでさわやかなミルクティーの淹れ方のコツ
- 熱湯 300cc(ティーカップ2杯分)
- 茶葉 7.0g
- 蒸らし時間 4分
- 低温殺菌牛乳 60cc
作り方
- 温めたポットに茶葉を入れ、沸騰したお湯を300cc注ぎます。
- 4分蒸らします。
- 低温殺菌牛乳を電子レンジ500w20秒温めます。
- 別のポットに牛乳を入れます。
- 4のポットに茶葉を漉しながら注ぎます。
- カップに注ぎます。
*低温殺菌牛乳を使ってミルクティーを飲みたい方にはクオリティーウバがおすすめです。ウバのフレーバーを感じる軽やかでさわやかな飲み心地のミルクティーになります。
賞味期限 2026.11
茶葉は予告なく、新茶に切り替わります。
その際、グラム数も変わる場合もございます。ご了承くださいませ。